ジェネリック医薬品は先発薬の特許期間終了後に同じ有効成分・製法をもとに開発されており、先発薬と同等の効能・効果が期待できます。また、国においても先発薬と同じレベルでの品質・有効性・安全性を審査し、承認された上で製造されています。
共済Q&A<組合員>
03. ジェネリック医薬品について
03-1
ジェネリック医薬品に切り替えたいと思いますが、安全性や効能はどうなのでしょうか?
03-2
ジェネリック医薬品が安いのは品質が悪いからではないですか?
一般的に先発薬は長期の研究期間や臨床試験等を経て承認されるため多額の研究開発費を要していることから、長期間の特許期間が認められています。
ジェネリック医薬品は、特許期間が終了した先発薬と同じ原料を使用して製造されます。販売に先立ち、安全性など先発薬と同じように国による試験が必要ですが、先発薬に比べ多くの試験項目を必要としない等、研究開発費が少なく済むことから、低価格での提供が可能であるとされています。
03-3
ジェネリック医薬品に切り替えると、私にどのようなメリットがありますか?一般的にジェネリック医薬品に切り替えると薬剤費の負担が少なくなると言われていますが本当でしょうか?
ジェネリック医薬品の薬価は一般的に先発医薬品の5~7割となっていることから、その分の自己負担額の軽減が期待できます。切り替えた場合の年単位での差額計算については「日本ジェネリック製薬協会」のホームページ(http://www.jga.gr.jp/general.html)でも計算できます。
なお、調剤薬局の窓口で患者が負担する金額には薬剤料のほか、調剤技術料等薬剤料以外の患者負担が含まれます。使用するジェネリック医薬品の種類等によっては、切替前後の負担額と大きく変化しないこともありますので、実際の負担額については調剤薬局でご確認ください。
03-4
ジェネリック医薬品に切り替えたい場合はどうすればできますか?
医師や薬剤師に「ジェネリックでお願いできますか?」と相談してみてください。
共済組合では、平成30年4月以降に交付している組合員証等については、ジェネリック医薬品を希望する旨の表示を印字しております。また、平成30年3月以前に交付した組合員証等をお持ちの方については、「ジェネリック医薬品希望シール」を配布しています。
「ジェネリック医薬品希望シール」の配布をご希望の方は、所属の共済事務担当者にお問合せください。
03-5
今回のお知らせとジェネリック医薬品を希望する旨の表示が印字されている組合員証等を持参すれば、必ずジェネリック医薬品に切替えができるのですか?
医療機関における薬の処方は、同じ疾病で定期的に通院している場合であっても医師がそのときの患者の状態を診察して、その症状に適切である薬を処方することとなっています。症状によっては、ジェネリック医薬品がない先発薬が処方される等、ジェネリック医薬品への変更ができない場合も考えられます。ジェネリック医薬品への変更を希望される場合は、診察前に医師あるいは受付窓口で変更を希望する旨を伝えていただき、医師と相談してください。
03-6
医師が処方せんの切替不可の欄にサインしてしまいました。この場合、ジェネリック医薬品への切替えはできないのでしょうか?
医師が処方せんの切替不可欄にサインされた場合はジェネリック医薬品への切替えはできません。処方せんを出してもらう際にジェネリック医薬品への切替えについて主治医と相談してください。
03-7
お知らせに記載されたジェネリック医薬品に切り替えたいのですが、どこの調剤薬局でも対応してもらえるのでしょうか?
調剤薬局によっては在庫の関係から今回お知らせしたジェネリック医薬品以外が調剤される場合や、ジェネリック医薬品を取り寄せるために日数がかかる場合もあります。
対応可能な薬局については「かんじゃさんの薬箱(http://www.generic.gr.jp/)」で住所等から検索することができます。参考にしてください。
03-8
薬に関して疑問や心配のあるときはどこに相談すればいいですか?
現在服用している薬について疑問や心配があるときは、医師や調剤薬局の薬剤師に相談してください。また、「独立行政法人医薬品医療機器総合機構(http://www.pmda.go.jp/)」においても薬に関しての問合せに対応しています。
03-9
調剤薬局で薬を受け取った際にジェネリック医薬品の情報も提供されました。そのときに示された薬剤名と今回のお知らせで受け取った薬剤名が違います。どうしてですか?また、切り替える際はどちらの薬剤に切り替えればいいのですか?
調剤薬局によってはジェネリック医薬品の情報を文書で提供する場合があり、その際は処方されている先発薬に対し、調剤薬局に在庫があるジェネリック医薬品名が提示されます。今回、お知らせしたジェネリック医薬品は流通量の多い医薬品を中心に選定してお知らせしています。そのため、利用された調剤薬局の在庫と異なっている場合もあります。切替えをご検討する際は薬剤師と相談してください。